6月5日(土)
本牧亭土曜講談。 お酒と食事を楽しみながら講談を一席 という会。 「高野長英~水沢村涙の別れ」。 道中付けで、水沢から日本橋まで、 様々な地名を言っていく。 お客さんの一人が、 「私の故郷の名前も言ってくれて、 壬生のお城は鳥居の殿様・・・ よく調べているね、なんかうれしいね」 この話を作ったと言われる大島伯鶴先生 あるいは修正しているとすれば師匠の台本で、 自分が特に入れたものはほとんどない。 最初、自分で作れと突き放された。 とてもできないと思った。 的を射た、しかも簡潔な表現にどうしてもならない、 と悩んだ。 半年経ってようやく教わった。 「でも、凌鶴君なりのを作ったらいいよ」 と師匠・一鶴は言った。 自分で作れ、 と言われ続けているような気がする。
by ryoukakunokai
| 2010-06-05 23:38
| 凌鶴日記
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