2月4日(金)
夕方、近所の狭い路地を歩いていると おじさんがこっちに歩いてきた。 年の頃、64,5といったところだろうか。 杖を持っている。 杖をついているのではない。 杖を持って歩いているのだ。 右手で。 杖を持ってるけど、杖をつかずに歩いてくる。 軽やかな足取りだ。 ついた状態から、杖を宙に浮かせているといった持ち方ではなく、 このまま降り上げたら 殴りつけることができる持ち方だ。 それなりのテンションを維持した雰囲気なので、 これは正直、緊張した。 すれ違うまでドキドキだった。 いったん上に降り上げないと、 打ちおろすことはできないから、 降り上げたら押さえればいいんだ、 最初から人を疑うのはよくないか、 などと言い聞かせながら、歩いた。 「そういう持ち方はしないほうがいいですよ」 と忠告する・・・なんてできるわけないしな~ しかし、なぜ、このおじさんは、 こういう持ち方をするのか。
by ryoukakunokai
| 2011-02-04 23:23
| 凌鶴日記
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