8月15日(月)
新橋レッドペッパー。 田辺凌鶴の講談を聴く会(56回)。 演題は以下の通り やえ馬「おはこ」 凌鶴「鬼薊梅吉~桑名屋の強請」 仲入り やえ馬「手水廻し」 凌鶴 新作講談「鉄道唱歌物語」 仲入りで前座のやえ馬くんが、 「兄さん、すみません、 10分で降りてしまってすみません。 もう少し長い話なのに・・・こんなはずじゃあ~ もう一席やっていいですか?」 こういうふうに直訴してくる奴は、 今までいない。 珍しい。 比較的、アバウトな会でもあるので、 大歓迎。 もう一席やってもらった。 聞いたことがない噺だった。 鉄道唱歌は、 歌詞をそのまま読んだ方がよっぽどいい。 一鶴の弟子なんだから、 そういうのやらなきゃ、 というのがマスターの感想。 鉄道マニアは、これでは納得しないのでは、 というお客さんの意見も。 そういえば、一度、師匠の故一鶴からは、 尾崎紅葉の「金色夜叉」を 途中解説、あるいは時に脱線していろいろなことをしゃべりながら 朗読したら面白いよ、いつかやったら、 と言われたことがある。 それを思い出した。 尾崎紅葉は、鉄道唱歌が作詞されたころ、 作詞をした大和田建樹の家のそばに住んでいて、 金色夜叉を新聞に連載していた。 それはさておき、 打ち上げの流れで、 次回は鉄道唱歌の歌詞を講談調に読む、 ということになった。
by ryoukakunokai
| 2011-08-15 23:26
| 凌鶴日記
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