9月19日(月)
新橋で、 田辺凌鶴の講談を聴く会(57回)。 前回発表した「鉄道唱歌物語」が、 マスターのダメだしで、 作りなおしたものを今回発表。 話の最後に、 実際の「鉄道唱歌・東海道編」 を入れてみた。 マスターから若干のアドバイスを頂戴した。 「鉄道用語を使った比喩を 話の中に入れるべき」 なるほど、そこまで思いつかなかった。 これはどういうことかというと、 例えばこんなふうだ。 「車両がレールを走るように、 鉄道唱歌もこれから、走り続けるだろう」 「鉄道唱歌は、今、出発したばかりだ。 多くの乗客を乗せて」 それと上真行の扱い。 ここでは負けたが、心を入れ替える、 というようにしては、という指摘もするどい。 そしてこれからは新作講談を作るにあたって、 今を取り上げるのではなく、 たとえば「大正ロマン」、「昔の良き時代」 といったキーワードで話を探してみては、 というアドバイスも。 今日ゲスト出演してもらったのは、月の家鏡太さん。 大抵この会は前座さんに出演してもらっているが、 新橋で、唯一同じ二ツ目の身分で、出てもらっている。 そして2度目。 一年に一回くらいは、 この男と競い合い、 自分の体たらくを反省しようと思っているのだ。 彼の大師匠は橘家圓蔵師匠。 圓蔵師匠のお住まいは、故一鶴宅とご近所、 ということもあり、 勝手に親近感も感じている。 鏡太さんの「大安売り」は、 面白い話だった。
by ryoukakunokai
| 2011-09-19 23:46
| 凌鶴日記
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