3月11日(日)
日本舞踊の藤間勘舞恵先生主催の 「結」の会、チャリティ公演。 日本舞踊、朗読がある中で、 私は講談一席。 「山内一豊の妻」。 プロフィールによれば 藤間勘舞恵先生は、 4歳で入門とある。 こういうひとは違う。 朗読で出演された鈴木清信さんは、 声優・俳優として活躍されており、 「鈴木みえとは同じ仲間だから」 なんて言っておられた。 一瞬、身が引き締まった。 朗読では、他に萬劇場<演技>部活動の人たちが参加。 以前所属していた劇団の先輩が 萬劇場に携わっている。 俳優を目指す人たちが、日舞、朗読、殺陣等を勉強するのを 応援しているのだそうだ。 養成所のような役割だろうか。 劇団に所属していた頃は、 日舞や殺陣を習わなかった。 それよりも、どう面白いものを作るか、 ということしか頭になかった。 他の劇団員は知らないが、 少なくとも自分は、 役者として生きていくために、 最低限必要なことの勉強を怠っていたかもしれない。 打ち上げで、以前所属していた劇団の先輩方の 私の高座に対する意見は やさしい言葉ではあるものの、 厳しいものだった。 そして誰はどうしている、という話になった。 近況は、すべてが明るいものではなかった。 そして打ち上げ会場を後にして、 先輩は言った。 お前が頑張っているのを見ると励みになると。 講談師として生きていくための 最低限の勉強とは何だろうか。 これを考えていこう。
by ryoukakunokai
| 2012-03-11 23:08
| 凌鶴日記
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