5月1日(火)
漫画喫茶で、手塚治虫『ばるぼら』(大都社)を読む。 だいぶ前の事だが、浪人時代、 予備校の古典の先生が手塚ファンで、 授業後に喫茶店で、お茶をごちそうになり、 手塚治虫の話をさせていただいた。 過去に読んでいた手塚作品は、 『火の鳥』『アドルフに告ぐ』『ブラックジャック』『シュマリ』くらいだったと思う。 ひとつひとつが、壮大なテーマを持って、 人間のいやらしさをこれでもかというほど描いているから、 その一つ一つが魅力的な作品である事は、疑いの余地はないのだが、 でも、よくまあ、全集をお持ちのこの古典の先生と、何時間も話をしたものだ。 今から考えると、先生が話を合わせてくださったんだと思う。 最近になって、手塚作品が映画化され、 読んでいない作品が、まだまだあるなと思った。 というより、ほとんど読んでない。 何だか、あの程度で、手塚が好きだと言っていた自分が恥ずかしくなった。 ということで、最近、手塚治虫の漫画を読んでいる。 新作の講談をつくるようになって、 どうしたら感動的な物語展開ができるのか、 どうしたら魅力的な表現ができるのか、 と、考え続けている。 そういう点で、手塚治虫の作品は、非常に勉強になるし、 今のところ、どれを読んでも、はずれがない。
by ryoukakunokai
| 2007-05-01 23:50
| 凌鶴日記
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