6月16日(土)
新宿武蔵野館で、 映画『しゃべれども、しゃべれども』を見る。 主役の国分君をはじめ、みんな味があっていい具合に仕上がっている。 ほぼ満席。 落語盛り上がってるな〜。 客席笑ってたもんね。たいしたもんだ。 講談もぜひ映画にしていただいて、盛り上げたいものだ。 映画になった場合、題名は、読めども読めども、だろうか、 (張り扇を)叩けども叩けども、だろうか。 あれ、このパソコン、「読めども」と出したいのに、 「嫁ども」って最初に出るぞ。うーん、 ま、女流講釈師が多いからいいか。 高座で芸と格闘し、家でお義母さんと格闘、 そんな女流講釈師が織りなす・・・って、 あんまり面白くないな。 『しゃべれども・・』は二つ目の落語家の国分君に 訳ありの人たちが、落語を習いにくるっていう話。 ぜひ講談を教えてくださいと、 やってきましたのが、ヒゲの生えた青年、 吃音を矯正したいという。 どもってしまうから、駅で切符を買うのも一苦労。 巣鴨に行きたくて、巣鴨っていえない。 仕方がないから、巣鴨へ行くお客が来るのを待って、 そのお客さんが「巣鴨」って言ったら、横から 「同じく!」 駅員が原宿と間違えたという・・・ この青年が毎日毎日、軍談を読み、 のちに講談で有名になるという、 これは、吃音の矯正のために講談を始めた、 うちの師匠の田辺一鶴の実話そのままだが、 そんな「読めども読めども」だったら・・・地味だな。
by ryoukakunokai
| 2007-06-16 21:19
| 凌鶴日記
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