10月19日(金)
田辺つる路改め竹林舎青玉真打昇進披露興行の 日本橋亭2日目のお手伝いに伺う。 あいにくの雨だったが結構人が入っていた。 これもひとえに姉さんのお人柄によるところ大だと思う。 雨にも負けず今日も笑顔が魅力的な青玉姉さん。 「かんきだん」は姉さんを応援する人たちの集まりのようで、 弟弟子にあたる私の顔まで覚えてくれて、 「凌鶴さん、久しぶりね」 なんて気さくに、笑顔で声をかけてくれる。 こっちもお顔を覚えてるしね。 姉さんの会には、何度も前座として出演させて頂いた。 噺家の「鹿芝居」に対抗して、 講釈師の釈芝居にも挑戦していらっしゃる。 東京キッドブラザーズの看板女優として、世界を回り、 また寺山修二の映画にも出演したことがある程、 女優としてならした姉さんならではの実験的な試みだ。 もちろん通常の高座もあり、それに加えて釈芝居がある。 大掛かりだ。 今回の披露興行では、釈芝居はないけどね。 この釈芝居の後ろ幕や小道具の準備から、 当日の舞台上の大道具の操作に至るまで かんきだんの人達が、お手伝いをされ、結構にぎやかだ。 その方達から、送られた花だ。 姉さんも一人でここまで来たんじゃないんだな、 こういう人たちと一緒に歩んで来たんだな、 と思った。 「渡しそびれてごめんなさいね」 と、本牧亭の出演料を頂戴した。 額を見てびっくり、二ツ目の私にこの額ってことは、 真打にいくら出しているんだろう。 どれだけお世話になったかわからないし、 身内なんだから、無しでもいいのに、 という気持ちでいっぱいなのに。 ってことは赤字なんじゃなかろうか。 非常に心配だ。 受付で手拭いまで配ってるからな〜。 手拭いって結構お金が掛かるんだよね。 お客さんは、この手拭いに対してご祝儀をちゃんと出しているのだろうか。 招待券を出す人も入るけど、ご祝儀で返しているのだろうか。 あるいは、真打昇進を機に、お客さんが呼んでくれたりするのだろうか。 真打披露って、生やさしいものじゃないなと思った。 これは相当な赤字になることを覚悟しないといけないなと思った。 前座が、弁当を持って来た。 「え、お手伝いの私にまで〜!!!!」 申し訳ないな〜。 この弁当がまた、すこぶるうまかった。
by ryoukakunokai
| 2007-10-19 23:05
| 凌鶴日記
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