10月23日(火)
漫談家で、俳優としても数々の映画にご出演されている イカ八朗先生が、 「ジャイアンツは工藤を出しちゃって、 今年は最下位だぞ」 って、春先にお会いした際に、おっしゃってた。 FAで横浜から獲得した門倉選手のかわりに、 工藤選手が横浜に移籍することになったことについて おっしゃったのだが。 その人が幸せになるか、不幸になるかわかるとか、 予言できるとか、会うたびにおっしゃっている。 こっちも暇だから、いや、話す内容が興味深いということもあって、 いつも先生の言葉には、熱心に耳を傾けている。 でも巨人はセ・リーグでリーグ「優勝」した。 最初、イカ八朗先生はずれたねって思ったんだけど、 実ははずれてないのかもしれない、と最近、思うようになった。 というのは、今年からセ・リーグはクライマックスシリーズとかで、 3位と2位が戦い、勝った方が1位と戦い、 その勝者が日本シリーズに出場できるというシステムに変わった。 パ・リーグが数年前から始めていて、 その最初の年は、リーグ優勝していないチームが、 リーグ優勝チームに勝って、日本シリーズに出場。 試合間隔があいてしまうと不利になるということが、露呈した。 今年は、セ・リーグもクライマックスシリーズ元年。 2位の中日が巨人を制した。 優勝しても、優勝にうかれず、 用意万端整えないといけないシステムだ。 僅差で優勝を逃した中日の悔しさ。 ビール掛けする巨人。 3位の阪神と対戦してから、巨人に臨む中日。 チーム内の紅白戦くらいはやっていると思うが、 実践からはなれていた巨人。 優勝しているのに、2位チームに負けて日本シリーズに出られないという状態。 これこそがイカ八朗先生言うところの「最下位」という意味なのではないか。 最初から6位だったら、あきらめもつく。 でも優勝で喜んでいただけに、 この日本シリーズに出られないのは、 6位のチーム以上につらいともいえる。 結局、クライマックスシリーズ制度発足により、 今年から優勝は、クライマックスシリーズを勝ち抜いて はじめて優勝なんじゃないだろうか。 通常の百何十試合のリーグ戦での結果、優勝が生まれるのではなく、 1位、2位、3位が生まれるにすぎず、 その後、クライマックスシリーズを経て、 勝ち抜いたチームが、真のセ・リーグ優勝なのではないか。 熱心に耳を傾けていた私に、 「お兄さんは、左(右だったかもしれない)耳がいいね。 いい顔してるよ」 とおっしゃった。 「すみません。いい顔っていうのは、売れるって事でしょうか。 どうしたら売れるか、何をやったらいいかアドバイスして頂けませんでしょうか」 この言葉には直接答えていただけなかったが、 別れた後、再び戻って来て、 「お兄さん、エレベーターは使ってる?」 「使ってますが」 「階段を使った方がいいな」 とだけ言って去っていった。 秋になって、腰の調子をおかしくした。 運動不足だと言われた。 「歩きなさい、階段を登るとか・・・」 あの時から階段を使っていれば、 腰を悪くしなかったかもしれない。 やっぱり、イカ八朗先生は予言する能力があるんだろうか。
by ryoukakunokai
| 2007-10-23 17:00
| 凌鶴日記
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