11月23日(金)
四ッ谷の新宿歴史博物館で、四谷伝統芸能まつり。 落語7名、講談3名、コント1組の出演。 「村越茂助」(15分)をかける。 他の協会の人達と交流できるのがうれしい。 終演後、四ッ谷のしんみち通にあるお店へ。 放送作家の大学時代からの友人と そのお知り合いの方達と。 店先にあんこうが吊るしてある店へ。 あんこうを吊るしたり、さばいたり、 なんていうシーンは、 最近テレビでは放送できないことが多いと友人は言った。 その後新橋へ移動し、2軒。 朝まで。 話題は新作のことになり、 黙ってじっと聴いていられない現代人を相手に、 どう伝えるか、 面白い新作とは何か、 講談の生き残る道は、 ということに話は発展。 様々な規制を受けながら動いているテレビの世界と比べ、 もっと自由に、いろんなことを表現できるはずだ、 そういうことを表現しないのであれば、 講談の存在価値ってどこにあるのか? ということを突きつけられた。 江戸時代、馬場文耕という講釈師は、 幕府を批判する講談を読み、 死刑に処せられている。 それくらい体を張って、物事の本質を伝えて、 はじめて面白いってお客さんは言ってくれるのではないか。 自分の新作講談について考えた。 考えれば考える程、 吊るされたあんこうが思い出される。
by ryoukakunokai
| 2007-11-23 23:59
| 凌鶴日記
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