1月29日(火)
講釈師見てきたような嘘を・・・言い? それとも、嘘をつき? この間、人前で口にして、 あ、どっちだっけ? いずれ調べなきゃと思いながら、 そのままになっていた。 「講釈師見てきたような、 何てことを言いますから・・・」 などと省略してたね、よく考えてみたら。 嘘をつく、だろ、普通。 嘘つきは泥棒の・・というけど、 嘘いいは、とは言わない。 いや、嘘を言いやがって、ともいうか? わからなくなってきた。 5、6年前。 前座で楽屋に入っていた。 モニターから聞こえてきた 「汚名挽回」って言葉。 汚名返上、名誉挽回って覚えていたから、 「汚名挽回って言いませんよね。 汚名返上ですよね」 って、言ってみた。 すると先輩が、 「いや、う〜ん、どっちも言うんじゃないか」 この時に思った。 「しまった。ここで口にする話題ではなかった」 言葉の使い方は正しい方がいいに決まっている。 先輩が、 「凌鶴、言葉の使い方が間違っているぞ」 と指摘して下さる事もある。 でも、後輩が先輩に対して 「それは違いますよ」 などと我々の世界は、言わない。 まして、前座の分際で、 楽屋で口にする話題ではない。 そうはいっても、その先輩に、 「やっぱり、両方言いますかね」 と話を続けてたら、 もっと何か楽しい展開になったかもしれないが。 ブログは、楽屋ではないので、 自分の素直な疑問を書いておこうと思う。 あの時、講釈師田辺凌鶴は、 こういうことを考え、 こういう事に疑問を持っていた、 という資料的価値があるのではないか と勝手に思っている。 それにしても言葉は 自分で常に研究しないといけない。
by ryoukakunokai
| 2008-01-29 14:19
| 凌鶴日記
|
ファン申請 |
||