7月19日(土)
フィレンツェの落書きを題材に 新作講談を練っている。 新橋レッドペッパーで、かけたい。 今回の日本人による落書き。 けしからん、日本人の恥だ、 というのは簡単だ。 でもマスコミの報道の在り方は、 あれで十分なのだろうか。 けしからん、日本人の恥だ、 っていうわかりやすい番組にしないと盛り上がらない って思っていないか。 「落書きをすると幸せになると聞いた。 入口(手前っていう意味だと思うが)で 油性マジックを買った」 と、ある人は証言している。 大聖堂の展望台に上がってみると、 日本語の落書きだけではない。 イタリア語英語スペイン語。 「ああ、落書きは公認とは言わないまでも、 黙認されているんだ〜」 そう思ってしまっても仕方がないような状況が、 そこにはあったのではないか。 例えばそこまで報道した上で、 落書きはしてはいけません、 っていう番組であれば、まだわかる。 でも、あたかも落書きは3組だけであるかのような 番組作りをしたために、 状況を十分に説明していないために、 視聴者の感想は、 とんでもない奴らだ、日本人の恥だ、 という、どこか人ごとで終わってしまったと思う。 「もしかしたら、自分だって 同じようなことをしていたかもしれない」 っていう感想を持ってもらったほうが、 本当はいいと思うのだが。 また、大学名が入っているから、 野球の強豪チーム監督だから、 という理由で番組に取り上げられていると思う。 どこの誰だか特定できないものだったら、 番組にしたかどうか。 そして、わざわざ女子学生が大聖堂に謝罪に訪れる。 このあたりを、新作講談にしたい。
by ryoukakunokai
| 2008-07-19 20:37
| 凌鶴日記
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