8月9日(土)
本牧亭土曜講談会。 「村越茂助 誉れの使者」をかける。 はじめて講談を聴くというお客様も。 北海道から仕事で来ていて寄ったという方も。 この本牧の土曜講談会は、 講談を一席だけ聞いていただく会で、 特に入場料はなく、飲食料のみかかるというシステムだ。 お酒を召し上がりながら、講談を楽しんでいただける。 二ツ目になってから、ここで様々なネタをかけて来た。 時には新作講談をかけたこともある。 師匠から前座の頃、口を酸っぱくして言われたのは、 人が掛けないネタを掛けろということだった。 よって、人が掛けないネタ、掛けないネタと選んでかけてきた。 しかし最近感じることは、 こと本牧亭土曜会においては、 誰もがかけている古典で、かつ 自分としても慣れた読み物をかけるのが 無難だということだ。 「村越茂助 誉れの使者」は、 何度も高座に掛けている作品だ。 それだけにお客さんの受けもいい。 とにかく言えることは、 古典をもっともっと勉強しなきゃダメだということだ。 そして慣れたネタ、得意ネタを 増やさないといけない。 そして凌鶴の講談に感動したというお客さんを 地道に一人でも二人でも増やすことだ。
by ryoukakunokai
| 2008-08-09 23:12
| 凌鶴日記
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