9月10日(水)
殺陣の稽古。 2回休んでしまったので、 3週間ぶりに小金井の稽古場にお邪魔する。 1.正眼の構え。右脇に刀を持ってきて、 切っ先を下に向ける。 遠くにいる相手へ近寄って行く。 左足が前の状態で止まり、 右足を踏み出しながら、東の相手を袈裟斬り、 左足を踏み出しながら、西の相手を逆袈裟斬り。 北の相手に、右からの突き。 これを払われる。 その勢いで、左に回転し、 南の相手を真っ向斬り。 右に回転し、北の相手を左からの胴斬り。 体の正面で刀を斜め(柄を左腰前、切っ先が右肩前) にたてて、ポーズ。 2.抜刀、正眼。 西の相手を巻き込みで大きく払い、 下段の構え。 刃を上にするように刀の向きを変えて、東の相手を追う。 止まって、西の相手のほうを向いて牽制、 すぐに東の相手への突き。 これを払われるので、その勢いで右回転し、 南の相手を逆袈裟。 西の相手の突きを払って、このとき北の相手を後ろに感じながら 左に回転し、北の相手を真っ向斬り。 刀を反時計回りに回転させ、右腰に。 西の相手を右からの突き(このとき左足が前)。 引き抜く。このとき右足に重心がかかっている。 東から相手がかかってくるから後ろに跳び下がる。(左右) 切っ先を反時計回りに回して、左の腰に持ってきて、 東からくる相手を右手一本の胴斬り。 刀は立てる。 このとき、右足が後ろで膝は地面についている。 立ち上がって、右側面で血振り。 納刀。 3.正眼の構え。 足はそのままで、正面の相手を左から突く。 これを右に払われる。逆袈裟斬り。 切っ先を上げる。 右からの突き。左に払われる。 袈裟斬り。切っ先を上げる。 ×5回。 注意を受けた点 ・突きの際に腰を落とす。 これ以上あげたら斬られると思って。 ・相手に駆け寄るときは、腰を落として。 ぴょんぴょん跳ねない。 ・踏み出す足は、 斜め前に踏み出すのではなく、前方に。 ・駆け寄りはじめるときは、さあ行きますように という感じで。含んでいた酒を右手に吹きかけて、さあ行くぞ というような感じでもいいくらい。芝居をする。 これがメリハリにつながる。 ・右の相手に駆け寄る場合は、 足は移動するほうに向いていても、 体は正面を向けたまま。 ・突く前に、勢いあまって、 刀の切っ先が下がらないように。 ・袈裟斬りをするのに満足して、 その後の、切っ先を上げるのを忘れないように。 そのほかにも、たくさん注意を受けたが、 今、思い起こせるのはこれくらいだ。 う~ん、まだあったような気がするが。 テープレコーダーを回し、どういう注意を受けたか、 記録しておきたいくらいだ。 今日は、走るということを習った。 そうか、まだ走る、があったか。 駆け寄る。 腰を落として、小走り。 走るなんて、基本中の基本なのに、 注意を受けた。 それだけおかしな走り方をしていたということだ。 最後に、ビデオを撮っていただき、 先生はよかったと言ってくださったが、 映像を見るのがちょっとこわい。 駆け寄りはじめる芝居なんか、なるほどと思う。 そして先生は、その例を説明する際に、 口に含んでいた酒を、柄をもった右手に吹きかける、 でもいいとおっしゃった。 そうそう、時代劇でそんな風景見かけるぞ。 う~ん、時代劇、いや殺陣は奥深い。 こういう細かい動きの積み重ねなのだ。 殺陣を経験する前は、このことに気付かず、 映画を見ていたなあ~。 今日は、気合いが入っていたんだろうか、 それとも3週間ぶりだったせいか。 バテてしまった。 殺陣(たて)は、木刀を縦とか横とかにしてるだけではないのだ。 日頃運動不足の人間にとっては、結構ハードなものなのだ。 だから、殺陣の翌日は、横になっている。
by ryoukakunokai
| 2008-09-10 23:09
| 殺陣の稽古
|
ファン申請 |
||