12月16日(火)
啄木ゆかりの宿、 本郷の太栄館へ。 とある会社の創立記念忘年会へ伺う。 お招きを受けるのは3回目だ。 大勢の方々が集まる。 その日伺った人はみな、 大勢の人を前に紹介される。 「彼は講談師で、田辺凌鶴さんといって、 今、毎月新橋でがんばって会を開いています。 まだ僕は伺ってないんだけど、 みんなで一緒に行きましょう。 今度12月20日に阿佐が谷で会があるから、 ぜひ行ってあげてください」 と紹介していただいた。 社長が、声を張り上げて紹介してくださるのだ。 社長にはご案内を出しているのだが、 それを覚えてくださっている、日にちまで。 うれしい。 新橋にはまだ行ったことがないと、おっしゃった。 確かに新橋には来ていただいていない。 でも、両国、広小路の私の会に、多忙の中、 スタッフを引き連れて、駆け付けてくださっているのだ。 国立演芸場の二つ目の回にも来ていただいた。 そして、この創立忘年会で言葉を交わした方が、 新橋の会に足を運んでくださっている。 これも社長のおかげだ。 何人かの方たちとお話をさせていただいた。 ボーっと過ごしていたら決してお目にかかれない、 個性豊かな方たちのそれぞれの世界がそこにあった。 ひとりで稽古していることが多いから、 視野が狭くなってしまいがちだ。 お話をうかがうことが勉強になる。 中座する私に社長が、冗談混じりに 「会に来ない奴は、今度蹴りを入れよう」 ユーモアのある、温かい言葉だった。 去年は、 「ここに来た3分の2の人たちに来てもらうことを目標にしようぜ」 と、言っていただいたことも、 まだ鮮明に覚えている。
by ryoukakunokai
| 2008-12-16 23:53
| 凌鶴日記
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