2月25日(水)
新宿を歩いていると、 久しぶりに二人組の警察官に呼び止められた。 女性警官ではない。 男性警官だ。 警官A「その中身なんですか」 「木剣っと、袋竹刀ですが」 警官A「何でそんなもの持ってるの?」 「剣道やっているもんで」 警官A「剣道?」 「正確には殺陣なんですけど」 警官A「殺陣って何?」 「殺陣を知らないんですか? すみませんけど殺陣を知らない人とは話したくないな~ 本当に警察官?」 するともう一人の警察官が、 警官B「居合刀?」 「いや、赤樫の木剣と袋竹刀です」 警官B「あ~、十六割だ」 「は?」 警官B「袋竹刀のことを十六割っていうの。 竹が16本に分かれていて、 叩かれてもいたくないでしょ」 そうなのか、知らなかった。 この時点で、形勢逆転となってしまった。 警官B「お仕事は何?」 「講談師ですが」 警官B「こうだんしゃ?」 「(講談社はもともと講談から来ているので)そうですね、 そんなようなものです」 警官B「何段?」 「いやいや、段っていうようなものはないんですよ、二ッ目です」 警官B「ふたつめ?上から?」 「(ま、上は真打ちしかいないから)そうですね。 でも段じゃないんですよ」 警官B「だってさっき高段者と言ったから」 「講談ですよ。落語講談の講談!」 警官B「あ~、ペンペンたたくやつね。 それが何でこんなもの持っているの?」 「講談の話に生かそうと思って」 警官B「フン、なるほどね」 そのあと、デーバック中身を見せて、解放された。 「行っていいよ」 だって。 もう少し面白い展開にならなかったか、 期待はずれだった。 それにしても新宿は警官が多い。
by ryoukakunokai
| 2009-02-25 23:08
| 凌鶴日記
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