5月4日(水)
近所を歩いていると、 歩道の100メートル位先で、 カラスが何かをつついている。 くちばしに白いものがみえる。 カラスもな~食べるものがなくて、 住宅街まで来ちゃうんだろうな~ などと思いながら、近寄ってみると、 カラスは、警戒してか、自転車置き場の屋根へ。 カラスのいたところには、 なんと柏餅の葉っぱと、 柏餅の入っていた透明のパックが散乱。 パックは柏餅二つ入りだったと見え、 もう一つは無事である。 その横に、自転車が路中。 前かごに、みたらし団子が入っている。 誰かが団子と柏餅を買って、 自転車のかごに入れっぱなしにしたまま、 目の前の集合住宅へちょっと寄った模様。 そのすきにカラスが柏餅を奪ったようだ。 何の用があったか知らないが、 うっかりしたんだろう。 買った物を自転車のかごにそのままにしていくとは。 戻って来た時に、びっくりするだろうな~。 でもこの時に、カラスの仕業であると気づくだろうか。 腹をすかせた人の仕業だ、 と勘違いしないだろうか。 これをきっかけに人に不信感を持っては、 その人が気の毒だ。 府中って物騒なところだな~ って思うかもしれない。 こっちは時間があるから、 どんな人か知らないけどその人が戻ってくるのを待って、 「一部始終見てたんですけど、 カラスの仕業なんですよ~ 決して腹をすかした人の仕業ではありませんよ」 と教えてあげたいなあ~と思った。 でもそんなことをしたら、 お前が腹をすかして食ったんじゃないの? っていう疑いの目で見られるだろうか。 こいつカラスのせいにしてるんじゃないか、と。 そういう目で見られなくても、 「教えてくれてどうもありがとう、 お礼に、もしよかったら、無事だった柏餅どう?」 って言われたら、 何て答えたらいいんだ。 「いや結構です」 って断ったら、食べたって怪しまれるか。 そういうふうに怪しまれるといけないから、 ここはありがたく頂いたほうがいいのか。 などと考えながら、 立ち去った。 戻ってきた人はどういう反応したのだろうか。 物陰に隠れて、様子を見たかった。 そのあと、別の場所へ打ち合わせに行くと、 なんと、柏餅が出された。 おいしく頂いた。
by ryoukakunokai
| 2011-05-04 23:23
| 凌鶴日記
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