3月7日(水)
本日は「よせたなべ」の前日なのだ。 連続講談。 2カ月に一回のネタおろし。 ご常連も多い。 そのプレッシャーの中、 話を作って、どう盛り上げるか。 どう変えるかを考えている。 そして覚える。ひたすら。 しっくりこない言葉を、しっくりくる言葉に変え、 わかりやすい言葉に変える。 そしてバッサリ切る。 さらにスラスラ言えるようにする。 前日の覚えるテンションは非常に上がっている。 どこら辺から上がってくるかは毎回違う。 もっと早く上げたいなと、 いつも思っている。 でもうまくいかない。 「よせたなべ(其の二)」は今回12回目。 師匠・一鶴が亡くなって一邑門下になった時に、 新師匠・一邑は言った。 「師匠として何もしてやれないと思うけど・・・ せめて連続講談の会をやろうか」 これはうれしかった。 師匠・一邑は本牧の新鋭講談会で、 連続講談をかけており、非常に勉強になったというのだ。 お富与三郎、左甚五郎、妲妃のお百。 11回を振り返って、思うのは、 非常に難しいということだ。 そして苦しい。 そんなんで、お金を貰う資格があるかと 自分に問いたい位だ。 でもこのままで終わるつもりはない。 「凌鶴の連続講談いいね!」 ってお客さんに言わせたい。 そして、スタート時のうれしかった気持ちを忘れないようにしよう。
by ryoukakunokai
| 2012-03-07 23:37
| 凌鶴日記
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