3月7日(水)
国立演芸場に出演された梅星姉さんに、終演後お茶をごちそうになる。 なぜか、話の流れで、 新作講談「松山千春 夕張市を応援する」の大筋を 北海道出身の姉さんに熱く、語ってしまった。 うちの師匠は、よく、人をつかまえては、 今こんな新作を作ってるんだ、と、一席しゃべることがある。 それが時に、長く続く事もあるので、 そばで見ていて、ハラハラしていたが、 師匠は夢中で、止まらない。 今日、姉さんに対して、師匠と同じ事をやってしまった。 姉さんはニコニコ笑いながら優しく聞いてくださったが、 今度お詫びをしなきゃ。 自分の新作には、思い入れやこだわりがあるから、 高座でないのに語ってしまう。 古典を高座でかける時、同じくらいの下調べは、しているはずなのに、 思い入れやこだわりや情熱の度合いが、明らかに違うな。 そういえば、うちの師匠に 「次は何のネタを勉強したらいいでしょうか?」 と、伺っても、 「自分が面白いものを読めば。 うちに、いっぱい本あるから、 いいと思うものをやっていいよ」 という言葉が返って来る。また、いつも、 「新作は作っていったほうがいいよ」 と、おっしゃる。 今回新作を作ったおかげで、いろいろなことを考えた。 ほんの少しだけ、師匠の事がわかったような気がした。
by ryoukakunokai
| 2007-03-07 22:02
| 凌鶴日記
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