9月26日(水)
田辺凌鶴勉強会(第4回)。 ご来場の方に感謝。 一席目に上がった際に、 お客さんの入りが非常に悪く、 あ然としてしまった。 そういえば、メールの予約が一件もなかったからな。 楽屋でゲストでお呼びした南北兄さんが、 「今がっかりしちゃあダメだよ。 反省するのは、家に帰ってからだぞ。 がっかりしたからって今日、お客は増えないぞ」 そうなんだよね。 ガッカリしてる場合じゃないんだ。 あ、がっかりしてるって兄さんに悟られてる。 通常の寄席であれば、 どんなに少なくてもガッカリしたことはない。 自分の勉強会で、 ゲストにお呼びした兄さんに申し訳ないという気持ちが働いて、 たぶんガッカリしてしまったのだ。 うかつだった。 お客さんが少なくても、 その少ないお客さんに喜んでもらえるよう、 ベストな状態で上がらないといけないのに。 兄さんはご自分の言葉を証明するかのように、 いや、暗く沈んだ客席を、 あとに上がる後輩のために盛り上げようと、 いつもにない熱演だったな〜。 聞いていて思わず涙が出て来た。 気を取り直して、2席目に臨んだ。 どんなにお客さんが少なくても、 がっかりしない工夫が必要だ。 講談の神様が、今日、大切なことを教えてくれた。 いや、違う。兄さんが教えてくれたんだ。 ペコちゃんの話が2席目だったので、 最後ミルキーを配った。 一人1個の予定が、一人あたりの量が増えた。 このことだけは、 きっとお客さんも喜んでくれたに違いない。 でも、あえてこれだけは言いたい。 負け惜しみかもしれないが、 2席目の新作講談「不二家再生への道 ペコちゃんの涙」、 お客さんの目は輝いていた。 ちなみに南北兄さんの着物は、 今日はじめて袖を通したものだそうだ。
by ryoukakunokai
| 2007-09-26 23:31
| 凌鶴日記
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