12月10日(月)
数日前、近所の自転車屋さんの店先で 電動自転車を見ていたら、 店のおばちゃんが近寄ってきて、 「電動自転車いいのよね」 「これリチウム電池ですか?」 「そう、リチウム電池。電動自転車って便利よ。 どこが違うって、ここ(太ももを叩きながら)が全然違うの、 疲れないから、私なんか立川まで行っちゃうわよ」 「そんな遠くまで大丈夫なんですか」 「大丈夫よ。今日までこの値段だからね、 ほかじゃあ、この値段は出ないよ。 安売り期間はおとといまでだったんだけど、 延長して、今日までですからね」 「今日までですか」 「今日までです」 今日、再び店に来てみると、 「自転車のリサイクル」と書いてあり、 中古の自転車が並んでいた。 電動の自転車ではない、普通のタイプだ。 先日のおばちゃんはおらず、 修理の手を休めておじちゃんが近寄ってきた。 「ちゃんとしたメーカーだからね」 「外国製とかじゃないんですね」 「あったりまえよ、外国製の安いのは半年で壊れっからね、 そういうのを安売りの店で買う人が多くて困ってるんだ、 これなんか中古だけど、手を加えれば一生使えるよ」 「中古でも日本製だし、 この値段なら安いですよね〜なるほど〜 あ、でも電動自転車なんか、どうなんですか?」 「電動?若い人は電動なんか買う必要ないよ。 高いだけだよ。 年寄りならいいけど。 それに1年くらい乗ってると、 すぐ壊れて1万2千円くらい掛かるよ」 「え、1万2千円掛かるんですか?」 「普通の自転車で十分十分」 え!?おじちゃんとおばちゃんで言う事が違うよ〜。 家族経営のようで、 この60歳代後半とおぼしきおじちゃんとおばちゃんの他に 息子らしき青年もいる。 今度、この青年の意見を聞いてみたい。 帰りがけに電動自転車の前に来てみると、 値段は安いままだった。 きっと、安売り期間をさらに延長してくれたに違いない。
by ryoukakunokai
| 2007-12-10 16:05
| 凌鶴日記
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