5月23日(金)
神保町の陽明堂武道具店へ。 神保町の靖国通りは、 古本屋へ行くために行ったり来たりしているが、 武道具店へ入ったのははじめて。 「今度殺陣を習うことにしまして、 とりあえず一回稽古に伺い、 今度木刀を手に入れるように言われました」 人のいい感じのご主人が、 「え、あ〜そう〜、 殺陣だったらね、これだね。 軽いでしょ。 殺陣は軽くなくっちゃいけない、 きれいに動けないから。 2、3000円の木刀も、うちにはあるんだけど、 そういうのとは全然違うでしょ」 「つばがついているほうがいいかなあと」 「殺陣は鍔なんかつけちゃダメだよ、 ま、つけるんだったらつけてあげるけど、 鍔なんか普通つけないよ」 「講談の仕事をしておりまして、 話の中で剣術の話が出てくるので、 その動きを極めるために、 殺陣を習おうかと思うんです」 「それだったら、絶対これだね。 もう、一生もんだから。 80歳の方が削ってるんだよ。 こういうのは、滅多に出ないね。 赤樫の手削りだからね」 「最初は安いので構わないかと・・・」 「でも講釈でやるんでしょ、 講釈師がこういうのを持ってご覧なさいよ、 さすがだねって言われるよ。 時代劇の殺陣のシーンを見ててもね、 最近は機械で削った情けない物ばっかりだよ、 すぐわかるよ」 「あのう、おいくらでしょうか。 続くかどうかわからないから、 あまり高いと・・・」 「13500円!!」 「えっ〜!13500円?いや、ちょっと・・・」 「ま、殺陣をやるんならこれなんだけどな〜」 「・・・」 「・・・」 「わかりました、 ではこれをお願いします」 「あれ、高いの買わせちゃったかな」 「いや、そんなことありません」 「消費税分サービスして、袋もつけますよ」 「ご主人とお話をさせていただいて、 なんだか続くような気がしました。 ありがとうございました」 購入させていただいた。 その他にも、天然理心流はコレ、柳生はコレ、 と、説明していただいた。 ある程度うまくなったら、 報告に来たいと思った。 いや、うまくなる前であっても、 剣術に関してわからないことがあったら、 聴きに来ることにしようと思う。
by ryoukakunokai
| 2008-05-23 23:28
| 凌鶴日記
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