5月26日(月)
昨年の今日、父の散骨を行なった。 檜原の笛吹(うずひき)という所の山に撒いた。 父の死から散骨に至るまでの出来事を綴った本を 母が出版することになった。 本日付けだそうだ。 息子である田辺凌鶴がどう思ったか、 ということにはあまり触れられていない。 喜多村蔦枝『風の音(と)の』(雲母(きらら)書房、2008年) 税込み1,680円。 母の本が売れたら、 「あの本の著者は、私の母なんですよ」 と、大々的にあつかましくも宣伝してみようと思う(自分を)。 「父は反骨精神のあった人ですが、 母は散骨精神がありまして・・・」 このフレーズ、使えないだろうか。 「母親の本をネタにして、父親のことをネタにして、 お前はいい年して、まだ親のスネをかじって」 と、父親が草葉の陰で、 まさに山の、草葉の陰で苦笑いするに違いない。
by ryoukakunokai
| 2008-05-26 15:28
| 凌鶴日記
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