8月2日(土)
雑俳揚巻の会に出席するため、 西池袋にある勤労福祉会館へ。 雑俳揚巻の会は言葉遊びの会。 お題が、 1.表物は「苦しいもの」 2.冠沓附け「中国に関する名詞」 3.川柳「北」「京」「五」「輪」を一字入れて作る となっていた。 それぞれにつき5作品出すことが出来る。 事前にああでもないこうでもないと、 考え抜き、練る。 相当に時間を費やしている。 でも、だからといって入選するとも限らないのが、 難しいところだ。 打ち上げは、和民へ。 油断して飲んでいたところ、 何やら、紙とシャーペンが回って来る。 五七五のしりとりで、 前の人の下の句を、 自分の上の句にして、 七五をつけるのだという。 すぐに思い浮かばないよ、 困ったなあと思いながらも、 必死に考えて、何とかうめる。 みなさん器用にサラサラッと書いている。 大したもんだ。 参加者の落合正子さんよりご著書をいただいた。 『いなかいかない?鏡の言葉』(本の泉社、1995年) 回文で物語が綴られている。 たけやぶやけた、 のように、上から読んでも下から読んでも同じ文章だ。 「前に書いた本なんだけどあげる。 絵本だから、子どもは喜ぶかもよ」 と、おっしゃっていた。 確かに絵本だから子どもが喜ぶだろう。 でも、何といっても、 全ての文章が回文になっている。 大人が読んでも、うなる内容だ。 いやいや、うなるのは大人だけでなく、 子どもも、かもしれない。 絵本ということで手に取って、 物語として楽しむ。 次に、上から読んでも下から読んでも 同じ言葉になっている事に気づき、 やがて日本語に興味を持つ。 「子どもの教材に大量に買ってくれた 小学校(幼稚園っておっしゃったかも)もあるのよ」 なるほど、これは子どもの教材にいい。 ちなみに少し前に、共著で、本を出されている。 『回文大学』(九天社)
by ryoukakunokai
| 2008-08-02 22:54
| 凌鶴日記
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