9月27日(土)
小泉元首相が、次回衆院選には出馬せず、 次男に選挙基盤を譲るという。 子どもに譲るというから、小泉チルドレンのことかと思ったら、 自分のチルドレンだったとは。 有権者は「世襲制」を受け入れちゃうんだろうか。 親の背中を見て育ち、同じ仕事を志す。 こういえば、親は内心うれしいと思うし、 聞いているほうは、何か微笑ましいと思う。 でも議員の「世襲制」はそれとは違うと思うのだ。 親(初代)と同じ仕事を志すというのなら、 出発点も、親(初代)と同じ苦労をしないと。 親(初代)が一から積み上げてきた地盤を、 そのまま使わせてもらったら、その人のためにならないと思う。 その苦労がないから、簡単に投げ出す人も出てくるのだ。 ここ数年、正社員が減り、非正規雇用が増えている。 製造業における派遣労働にGOサインを出したのは、 小泉政権の04年だ。 格差社会と言われている。 多くの若者を非正規雇用に追い込んでおいて、 自分の子どもには、国会議員という正規雇用を用意しておいた。 結果的にそういうことにならないか。 自民党をぶっ壊すなんて言ってたけど、 「世襲制」はぶっ壊せなかった。 いや、ぶっ壊さなかった。
by ryoukakunokai
| 2008-09-27 23:33
| 凌鶴日記
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